難病患者marchの日記

射精後1,2週間体調不良になる難病POIS患者である私の想いや日常を綴っていきます。

射精すると1,2週間体調不良になる病気POIS

 


 初めまして。marchと申します。初めてのblogですので至らない所があると思いますが読んで頂けると幸いです。

 

私は高校生の頃からPOISという病気を発症しています。POISは簡単に言うとタイトル通り射精すると1,2週間体調が悪くなる病気です。日本でも多く見積もって現在の患者は50人ほどしかいなく、治療法や原因は見つかっていません。今回は初めてのblogですのでこの病気の概要や試した薬、変化などを記していきます。

 

症状

1.brain fog・・・脳に霧が発生したように思考が出来なくなる

 

2.制御不能のだるさ・・・例えるなら、37.5℃~38℃程の熱がある時のだるさ

 

3.コミュニケーション力の低下・・・別人の様に喋れなくなる、受け答えできなくなる

 

4.集中力の大幅低下・・・なにも手に付かなくなる

 

5.イライラ・・・こんな病気を持っている自分に対してそう感じ、情緒不安定になる

 

6.鬱症状・・・これもその時の精神状態によるが、酷い時は自殺しそうになる

 

7.記憶力低下・・・痴呆が入ったようになる

 

8.巨大な腫物・・・症状が出ていない時は出来たことが無い超巨大なニキビが出来る

 

これらの症状が例外なく発生する。症状の重さは日が経つにつれて軽くなる。通常は1~2週間で完治する。例外はあり。

 

症状が出る原因

自発的だろうがそうでなかろうが射精すると症状が出る

しかし、夢精に関しては症状が出る時と出ない時がある。なお、完全に禁欲しているので症状が出た時は夢精の時や漫画などに出てくる性的なシーンが目に入った時である。

 

以前は性的なモノが目に入ったり夢精しただけでは体調が悪くならなったが、今現在は故意的に射精した時と変わらない程に体調が悪くなる。

 

根本的な原因

アレルギー説や内分泌系など説はいくつかあるが、未だ解明されていない。それはサンプルである患者が少なすぎる為。

自分が発見された時は確か日本では1桁目の患者であった。(2020年)

奇病として認定されている。

 

治療法

前述したように原因が解明されていないので対処療法でさえ見つかっていない。

事例報告なら世界でも何件かあるが、必ずかれらの治療法が効くとは限らない。実際自分は効かなかった。なお。効果があったと報告が多いのは抗ヒスタミン剤である。

 

現在試した薬

クロミッド(テストステロン上昇薬)・・・ 体調の下限の1が3程になった。⚠副作用の頭皮の脱毛の可能性あり

アナストロゾール(テストステロン上昇薬)・・・△ クロミッドの場合と同様

ドグマチール(抗うつ剤)・・・×

セレスタミン錠(抗ヒスタミンステロイド)・・・×

カロナール(解熱鎮痛剤)・・・×

市販の抗ヒスタミン薬・・・×

トフラニール(抗うつ剤)・・・×

エピナスチン(抗ヒスタミン剤)・・・×

テストステロンの筋肉注射・・・クロミッドの場合と同じ

デザレックス(抗ヒスタミン剤)・・・×

ルパフィン(抗ヒスタミン剤)・・・×

セレコキシブ(消炎鎮痛薬)・・・×

ピラノア(抗ヒスタミン剤)・・・×

フィナステリド(ジヒドテストステロン抑制剤)・・・×

レボセチリジン→ザイザル(抗ヒスタミン剤)・・・×

ジクロフェナク(解熱鎮痛剤)・・・×

アレロック抗ヒスタミン剤)・・・×

べポタスチン(抗ヒスタミン剤)・・・×

サプリメント

カルシウム・・・×

B-12・・・×

Bミックス・・・×

ヘム鉄・・・×

リローラ・・・×

ナイアシン・・・×

ナイアシン(フラッシュ無)・・・×

ビタミンC・・・×

亜鉛・・・×

マカナ・・・×

その他

亜鉛をたくさん含む食べ物を食べる・・・×

早寝早起き・・・×

絶食・・・×

ランニング・・・×

R-1を飲む・・・×

殆ど性的欲求を感じずに射精する・・・×

筋トレ・・・×

 

POISに理解のある医者がいる病院

・東方大学附属病院 皮膚科

横浜市立大学病院 泌尿器科

・プライベートケアクリニック東京(保険非対応&症例報告0)

京都府立医科大学付属病院 皮膚科

・京都ルネス病院 泌尿器科

山口大学附属病院 泌尿器科

推移

①我慢できない性欲で普通に射精。出すと5日間かけて体調が1→10に徐々に戻る。(高校生~大学1年生)

クロミッドにより射精した時の体調の下限が1から3程になるが、体調は相変わらず5日間で戻る。この時は基本週1で射精。(大学1年生~大学2年生)

③射精してから体調の戻る期間が約2週間になり、寸止めでも体調が悪くなるようになった。この頃から我慢できない程の性欲ではなくなるので完全禁欲を目指すようになる。夢精などでは体調が悪くならないが、性的なモノを長時間見ると出した時と変わらず体調が悪くなる。例えそれが少しエロ要素が入っただけの漫画でも。(大学2年生~大学3年生)

④(大学3年生の最後~現在)

もう今になると、性的なモノをほんの少し見ただけでも、夢精しても体調が悪くなる。つまり、もう来るところまできた。死にたい

 

良くあるQ&A

Q.一般的に言われている賢者タイムじゃないの?

A.賢者タイムとは明らかに異なります。確かにPOIS患者ではない方も射精後に倦怠感やブレインフォッグが起こりますが、長くても数時間以内には治まります。しかし、POISの人はその症状が3日や4日、長い人だと1,2週間も継続します。

 

Q.特効薬はないの?

A.これといって特にありません。薬を試すにしても闇雲に試すしかないです。

 

Q.バイトやサークルには行かないのか?

A.私も病気がなければ唯の健康な男子大学生なので滅茶苦茶行きたいが、必ずどこかで病気によって行けなくなってしまうので諦めている。実際過去行ってみたくて行ったが病気によって途中からやはり行けなくなった。

 

Q.暇なの?

A.普段はいつ何時体調が悪化するか分からないのでそうなってもダメージが最小限になるように予定を組んでおり、それに伴い体調が悪くない時は基本的に暇である。上のQ&Aでも述べた通りバイトやサークルも行えないので普通ならそれらを行っている時間が無駄になっている。

 

現在の私の想い

 私は自分が何の病気を持ってるか分からない時からずっと症状を抑える為に、対処するために常に最善の努力をしてきた。例えば、高校生の時は体調が悪くなると体力が足りていないのかと考えてランニングを始めたり睡眠を過剰というほど取ったりしていた。射精後が何となく体調不良になる事が多いと気づいてからはとんでもなく情緒不安定になりながら禁欲してもし我慢できなかった時は亜鉛のサプリや亜鉛が多く含まれていた食べ物を買ってくるようにした。精神科にも通ってみたりした。勿論今まで書いたことは全て効果なかったが。大学に入ってからは自分の病気が何かを発見する為に向かう病院の医者に馬鹿にされながら何件も回った。そして、大学病院までたどり着いてやっと病名が判明した。そこからも禁欲を行いながら医者に言われた薬は勿論ネットや主治医以外のお医者さんの所まで出向いて候補の薬も候補に入れて全て試したが全て無駄だった。体調が悪くなると行けなくなるのでバイトもサークルも部活も全てしないようにしていた。行ってみたこともあったがPOISのせいで台無しになっている。

 学生の今でもこのようにバイトやサークルを封印するなどしてギリギリ大学に行けてるラインなのに社会人なんか到底出来るわけない。しかも病気は悪化する一方。かといって障害者として生きていくとしても先ずこの病気は難病認定されていない。難病認定されるガイドラインは満たしているはずなのに。数が少ないのかグレーゾーンだからなのか。生きていく事自体詰んでいる。いっそのこと自分に生命保険掛けて事故死を誘って両親に多大なお金を上げる事も考えた事がある。私には妹がいて健康体そのものだしこの家族の未来は妹に託すのも一つじゃないかと。妹や親もこんな病弱の男情けないと思うし社会的にも病気持ちの男に対する目はとても厳しく生きていく事がとても困難。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。もし私に聞きたいことが御座いましたらTwitterまでよろしくお願いします。

次回からはこんな病気を患った私の日常や過去、病気に対しての思いなどを綴っていこうと思います。一応POISのWikipediaのリンクも貼っときます。

@march_POIS

 

ja.wikipedia.org